保育に関わる仕事をしていて嬉しかったことや楽しい想い出のお話です

保育士さんの悩み.com

保育に関わる仕事をしていて嬉しかったこと

保育園でのボディーペインティング

保育の現場では『小さな子どもの命を預かり、その子の人生の一端を一緒に過ごす』という貴重な経験をすることが出来ますが、そのぶん大変なこともたくさんあります。私もおっちょこちょいで短気な性格もあり、褒められることよりも叱られることのほうが多かったのですが、それを巻き返せるくらいの『楽しい想い出』や『嬉しいこと』もたくさんありました。

子どもも先生も笑顔のボディーペインティング(ただし片付けを除いて…笑)

私が勤めていた保育園は『ダイナミックに遊ぶ』ことを提唱。夏は絵の具(乳児の場合は食紅)と水、ボディソープ(すぐ落ちやすいように)を混ぜ合わせて作った液で、筆を使ったりして体に絵の具を塗るボディペインティングをしていました。

各家庭には事前に通知して保護者の理解を得たうえで、直接体にペインティングができない肌が弱い子は、汚れても大丈夫なような服を持ってきてもらうなど、十分に準備をしてから行いました。

子どもたちは、前日から「明日はボディーペインティングだ~^^」と大喜び!ボディペインティングが始まると友達同士で体に塗り塗り、時には「先生の背中にぴったんこ~!」と手形をつけてみたり。毎回とても楽しんで遊んでいました。

ただし、大変なのは片付け。次の活動の指示をする先生、子どもたちの体を洗う先生、絵の具の汚れを掃除する先生などなど人手はたくさん必要です。時にバタバタして順調に進まないこともありましたが、それもいい思い出です。

行事の時の子どもたちの笑顔と成長に癒される

運動会や発表会って準備も練習もとても大変ですよね。私自身、行事前は切羽詰ってイライラしているので、なかなか練習に身の入らない子どもたちを叱りつつ(そして怒りながら私も泣いてしまうこともありますが…)練習をこなしていました。

でもそうやって苦労した分、子どもたちが本番で練習の成果を十分に発揮することが出来ると、とても嬉しい気持ちになります。

特に『子どもたちをまとめるのに苦労したクラス』の発表会の時は、舞台袖で思わず嬉し涙が流れてしまったこともあります。そんな時は心の底から「先生をしていて良かったな」と思います。

「先生が担任で良かった」

これは実際に、ある保護者に言われた言葉です。保育士1年目の頃、問題のある子どもの担任をしていたのですが、園のことも保育の回し方も分からず日々、がむしゃらに子どもたちと過ごしていました。1年目ということもあり、保護者への連携も不十分で『きっと私は保護者から嫌われてるんだろうな~』って思っていました。

それが、ちょうど一年の最後の日の連絡帳に、ある保護者から「うちの子のことを、1年よく見てくださっていたのが伝わりました。先生が担任の先生で良かったです。本当にありがとうございました」というメッセージが書かれていました。今でも忘れられない一言です。


【まとめ】

保育の現場に出ていると、常に色々な問題が出てきて精神的にも肉体的にも辛いことがたくさんあります。でも、それをひっくり返せるくらいの些細な幸せや嬉しいことも、たくさんあります。そういった些細な幸せや嬉しいことを、自分の心にしっかりと刻みながら日々の保育を頑張りましょう。


[関連記事]
スポンサーリンク
幼稚園教諭、保育士さんにおすすめの転職サイト
保育ひろば