新人保育士さんが保育をしていて、ついうっかりやってしまいがちなミス。今回はそれを5つあげてみましょう。
もちろん、ベテランの保育士さんでも、思い当たる事があれば修正していきましょう。
保育士はシフト制勤務のところが多く、ローテーションで週に一日ずつくらい早出と延長担当があります。そういったなか、早出の時間を忘れて(間違えて)寝過ごしてしまうといったミスがあります。
早出担当の先生が遅刻すると、園自体が開園できないということにもなりかねません。それだけで保護者の信頼を失ってしまいます。
『前日帰宅する前にもう一度思い返す』など、確認を怠らないようにしましょう。また『朝早く起きることがどうしても苦手』といった方は、早く起きられるような工夫を考えておきましょう。
『荷物を置くロッカー』や『お誕生日の壁面』などに、子どもたちの名前をそれぞれ貼ることがあると思います。
あらかじめ園で作られて記載されているものもあれば、自分で手書きをするものもあります。手書きをするときは、特に名前の間違いが発生しやすいので気をつけましょう。
参観日などで保護者がクラスに入ってきて、自分の子どもの名前が違うと不快な思いを抱かれるに違いありません。
『自分はミスをしないから大丈夫』といった過度な思い込みは禁物です!名前の確認は二回でも、三回でも、何度でもすることが大切です。
保育にすこし慣れてくると、子どもを『呼び捨て』にしてしまうことがあります。それは『自分のクラスの子どもだから』という思いからくることも。
ただ、その時にたまたま保護者や他の保育士があなたのクラスを訪れて、それを見ていたらどう思うでしょうか?きっと、いい気持ちはしないでしょう。
また、保育士がすることは、子どもたちも真似します。子どもたち同士が『呼び捨て』で呼び合うようになるのは、あまり良いことではありません。必ず「○○君」「○○ちゃん」といった敬称を付けるようにしましょう。
子どもが保育中に怪我をしてしまったのに、送迎時にそのことを保護者へ伝えるのを忘れると大変です。
『わかりやすい傷』なら、忘れることは少ないと思いますが、衣類の下など『服をめくらないと見えない傷』の場合、ついうっかり連絡を忘れてしまうことがあるので気をつけましょう。
また、友達とぶつかって頭を打った子どもなどは、変わった様子がすぐに見られなくても『家に帰ってたんこぶが出てきたり、嘔吐をし始めた』など様子が急変することも考えられます。
どんなに小さなことでも、園であったことは細かく保護者に伝えるようにしましょう。
また、保護者だけに限らず、その対象児を延長保育担当の先生に預ける場合にも、園であったことをしっかりと伝えて引き継ぎをしましょう。
私たちにとっては、大きな怪我ではないと思っていても、保護者にとっては大事な子どもの怪我なのです。細かなことを常に伝えていくことで、保護者との信頼関係を築くこともできます。
『失敗して先輩に怒られてしまった』『仕事量が多くて辛い』など、保育中でも涙が出てしまうことがあるかもしれません。
私も気持ちはよくわかります。でも、どんなに辛くても、どんなに嫌になっても、泣くのは保育の裏側でしましょう。
先生が保育中に泣いてしまうと、クラスの子どもたちは、とても不安な気持ちになってしまいます。
子どもたちの前に立つときは『子どもたちのお父さん・お母さん』になったつもりで、しっかりと自信をもって保育をしていきましょう。
【まとめ】
ミスは誰にでもありますが、大切なのは『ミスをしたあと』にどう対応するか。
いつまでもクヨクヨしているとミスが連鎖してしまうので、上手く気持ちを切り替え上記のようなことに気をつけて、保育を楽しみましょう。