保育士さんにおすすめの病児保育士をテーマにした漫画『37.5℃の涙 』についてです。

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保育士さんにおすすめ!病児保育士をテーマにした漫画『37.5℃の涙 』

病児保育士をテーマに扱った漫画『37.5℃の涙』(椎名チカ/小学館)。先日、ドラマ化もされていたので皆さんもご存知かとは思いますが、漫画とはいえ保育士の仕事内容が分かりやすく描かれていて、とても参考になる面白い漫画です。

病児保育士とは?

そもそも病児保育士とは、『保育園に通園している子どもが体調を崩して保育園に預けられない場合に、親に変わって子どもの保育をする保育士』のことを言います。大抵の保育園は37.5度(まさに漫画のタイトルもここからきています)以上の熱がある場合や、風疹・インフルエンザなどの伝染病にかかっている子どもを受け入れることは出来ません。しかし、どうしても保護者が仕事などの事情で『子どもの世話ができない』といった場合に、保護者に代わって子どもの保育と看護を行うのが、病児保育士の仕事です。

施設の形態は大きく分けて二つあり、施設で預かる「施設型」と、子どもの自宅に訪問する「訪問型」があります。施設型では病院と併設されている託児所のようなところが多いようです。

病児保育士として働くには特別な資格が必要というわけではなく、保育士や看護師などの資格があれば大丈夫です。

漫画『37.5℃の涙』の見どころ

漫画の内容としては、小さい頃からネグレクト(児童虐待)を受けてきた主人公の杉崎桃子が、不器用ながら新米病児保育士として働いていく姿が描かれています。

愛のない家庭で育ったため笑顔はぎこちなく、どこか影のある桃子ですが、子どもを大切に思う気持ちは人一倍あり、最初は心を閉ざしていた子どもたちも、次第に桃子に心を開いていきます。1話完結になっているので、お話ごとに色々な子どもたちや保護者が登場して、自分に置き換えた場合の保育の参考にもなります。

この漫画の見所は、一生懸命な主人公にいつの間にか感情移入してしまい、「保育士の1年目って、こんな気持ちで子どもたちと接していたなぁ」と、保育士としての初心を思い出させてくれるところです。ドジや失敗ばかりで、上司には怒られるし保護者には嫌われるで、嫌なこともたくさんあるけれど、その頑張りを見てくれいている人も必ずいる!そう思わせてくれるような、とっても素敵な漫画です。


病児保育士の仕事ってどんな内容なんだろう?と知りたい方は、漫画を読むだけで分かりやすく理解できると思います。私自身、熱がある子への接し方、熱性けいれんが起きた時の対処法、保護者とのやり取りなど、この漫画を読んで参考になったことがたくさんありました。
また、お話のなかで『問題のある子どもたち』や、『問題のある家庭』もたくさん出てくるので、そんな闇を抱えた子どもたちへの接し方の一例も学べるかもしれません。

漫画なので、「実際にはそんなに上手くいくわけないでしょう」と、ツッコミを入れながら読んでいますが(笑)、これから保育士を目指すという方にもオススメの漫画なので、気になった方は是非ご覧になってください!




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