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『保育の仕事って、やっぱり良いな』幼稚園教諭の職場に復帰して思ったこと

面接官に言われたことを考えているイラスト

前回の保育園で、心身ともに疲れ果てた私は『保育士として子どもと触れ合う仕事はもう嫌だ』と思うようになり、友達の勧めもあって他の仕事をしてみようと思うようになりました。

保育の仕事は『肉体労働』『持ち帰りの仕事が多い』『拘束時間が長い』など、労働環境を考えても自分としては『この先働いていくのは難しいだろう』という結論にも達していました。

そんな時に、『座りながら落ち着いて仕事ができる』『定時で終わる』『仕事内容は事務所でのパソコン作業がほとんど』という医療事務の話を聞き、資格がなくても大丈夫そうな案件を探して、何社か面接を受けてみることにしました。

運命を変えた一言

何社か面接を受けたなかのひとつで、とても心に残る一言を言われました。

私の職務経歴書を見た担当者が、「たくさんの保育園や幼稚園での仕事を、経験されてきたのですね」と、とても驚いています。

私は一瞬「元保育士や幼稚園教諭は、他の業種の仕事に就いてはいけないのかな?」と思ってしまい、「他の仕事にも興味があったので、医療事務を目指してみたいと思ったのですが…」と言いました。

すると、2人いた面接官が口をそろえて、一言

「このように、たくさんの子どもたちと触れ合う仕事を経験されてきたのですから、保育の仕事を辞めてしまうのは、もったいないと感じました」と言われたのです。

気持ちが動きはじめる

面接の時に、このようなことを言われたので『うちの会社には来ないでほしい、というメッセージが隠されているのかな?』とも感じたのですが、なんと後日、その会社から内定をいただきました。

もちろん、内定をいただいたのは嬉しかったのですが、面接の時に言われた言葉がいつまでも私の心に引っかかっていました。

自分としては『ただ、がむしゃらに仕事をしてきた』だけのつもりが、その『がむしゃらに仕事をしてきた経験』がいつのまにか自分の保育の力になっていたことを、面接官に言われるまで私自身、全く気付いていなかったのです。

悩む日々

ちょうどその頃「私が大学を出て、一番最初に勤めていた幼稚園から募集がかかっている」と、以前の同期から話を聞き、とても悩みました。

その幼稚園での仕事もとても大変でしたが、同期たちや他の同僚との泣いたり笑ったりをした、良い思い出がずっと残っていたからです。

悩んだ末に、せっかく内定を頂いた会社でしたが、事情を説明して内定を取り消してもらい、もう一度だけ保育の仕事に復帰することを決めました。

今度は、正社員としてではなく、パートとして先生たちをサポートする立場で。

そして、現在

今働きながら思うことは、『やっぱり保育の仕事はいいな』ということです。事務仕事も、もちろんやりがいはあったでしょうし、楽しかったのかもしれませんが、それでも私には保育の仕事が向いていたのかもしれません。

保育の仕事は、肉体労働や長時間労働といった大変な面も確かにありますが、『子どもの人生を左右する大切な仕事』でもあります。接する人の人生を左右するような責任のある仕事だからこそ、他の仕事では経験できないやりがいを感じることができると思っています。

幸いにも今の職場は、先生同士の声の掛け合いもたくさんあり、チームワーク力を感じながら、子どもたちも生き生きとしていて、本当にいい職場だなと感じることができています。


私もいろいろな 職場を経験しましたが、やっぱり『良い職場に巡り会う』ということも、保育の仕事を続けていくうえで大切なことだと、あらためて感じています。

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【まとめ】

保育は常に勉強です。終わりがありません。私自身まだまだ半人前ですので、若い先生たちの色々な保育のやり方をみて勉強することがたくさんあります。子どもが楽しく遊べる声かけや、やり方などをメモをとりながら勉強する毎日にとても充実感を感じています。


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