保育の現場に出て1年目で感じたことは『保育をする力が必要』だということ

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保育士1年目で感じた『子どもをこちらに向かせ、引き付ける力』

子どもを引きつけるイラスト
現場でまず必要なのは『子どもをこちらに向かせ、引き付ける力』

私はこれまでに、いくつかの保育園や幼稚園の仕事を経験してきましたが、最初に働いた幼稚園の現場で、まず感じたのは『保育をする力が何より必要だ』ということです。


大学のころに勉強した小児医学や解剖生理学、臨床心理なども、もちろん大切なのですが、それらは全て保育力がまず土台にあったうえでのことだと思います。


ここで私が言う保育力とは

  • 子どもをこちらに向かせ、引き付ける力
  • 保護者と連携が出来る力
  • 子どもと保育を楽しめる力

の3つです。


なかでも、私が保育の現場に出て1年目で力不足だと感じたことは、『子どもをこちらに向かせ、引き付ける力が足りない』ということでした。

一番大切なのは導入部分

一年目の頃に見ていたクラスは、わんぱくな子ども達が多く、私の話をなかなか聞いてくれない『とても落ち着きのないクラス』でした。


「これから話をするから、こっちを向いてよ」と声かけをしても、『こちらに意識が向かない』『気持が落ち着かず座って話が聞けない』子どもたちばかりで、そういった子ども達への対応を工夫するのがとても大変でした。


実習を経験されている方であればよくわかると思うのですが、実習ノートに『導入・実践・反省』の枠があったと思います。私は自分が実習生だったころに、『保育実践』にたくさんの時間を使いたかったので「導入なんていらない!」と、よく思っていました。でも現場を経験した今では、導入部分が一番大切だと思っています。


導入部分で子どもたちのやる気を高めることができれば、その後の『実践』で、子ども達は本当に楽しむことが出来るからです。

落ち着きのない子どもに話しを聞いてもらうコツ

友達とのおしゃべりに夢中で、こちらが話をしているのに聞いていない子ども達がいる時は「静かにするよ」と声かけする。他にも『手遊びをする』、時間がある場合は『ペープサートなどをしてみる』のも、いいかもしれません。


落ち着きのない子どもに話しを聞いてもらえるようにするには、『まずは子どもの目をこちらに向かせるのが一番→そして、そこから話を進めていく』ということがコツになってきます。

子ども達が保育を楽しめるかどうかは先生の力次第

子どもはやりたくないとき、したくないとき、聞きたくないときは本当に何もしません。その気持ちを受け止めつつ『子ども達をやりたい気持ちに変えていく』ためには『保育士の力』が必要不可欠です。


子ども達が保育を楽しめるかどうかは、『先生の力次第』といっても過言ではありません。


子どもの目をこちらに向けることは、ある程度経験を積んでいけば自然と出来るようになってきます。まだ保育歴が浅い先生であれば、あせらずにまずはベテラン先生のやり方を真似てみてください。


どうやったら子どもたちが静かになるのか、ベテラン先生のやり方をじっくり観察して、先輩の技術を盗んでください。そうすることで、色々な方法を学びながら自然と自分の力にもなっていきます。


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