保育士に向いていないと感じたら~新人保育士が悩みがちなこと~

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保育士に向いていないと感じたら

他の先生と比較しない

保育士として働いていると、子どもの保育が大変なのはもちろん、『保護者との人間関係』『職員間の人間関係』など、悩みが絶えません。


その結果、「辞めてしまいたい」と感じることが誰しも一度はあるかと思います。私自身も、今まで9年間保育の仕事に携わり、数え切れないほど『辞めたい』と思ってきました。

参考記事:『保育の仕事って、やっぱり良いな』幼稚園教諭の職場に復帰して思ったこと


今でも『自分に保育士は向いていない』と感じることはよくあります。それは『他の先生方のようにきちんと丁寧な仕事が出来ない』だったり、『同期のように仕事が早くこなせない』など、日々たくさんのことを感じます。


現在では発達障がいの子どもたちなど、難しい子どもたちも増えてきているので、以前よりもさらに落ち込むことが増えました。そんな私でも9年間この仕事を続けてこられたのは、ちょっとしたストレス発散だったり、発想の転換です。

休みを利用して、上手にストレスを発散する

以前勤めていた保育園で、園長先生から「保育の仕事は精神的にすごくストレスが溜まります。自分のストレスを上手くコントロールできていますか?」と聞かれたことがあります。


私自身、ストレスを溜めやすい性格なので、園長先生の言葉をきっかけに休日を利用して色々なストレス発散方法を試してみました。


『友達とランチに行く』、『カラオケに行く』、『ゆっくり家で休む』、『旅行にでかける』、『自分の好きなことをする』。仕事のことを忘れて、休日にリフレッシュをすることはとても大切です。


保育士であれば、溜まっている仕事を休日に持ち込むこともあるかと思いますが、休みの日はできるだけ仕事のことを忘れて、ONとOFFのメリハリをつけてみましょう。そうすることで不思議とヤル気も湧いてきます。

他の先生との比較を辞める

周りの先生が『保育の上手な先生』ばかりだと、どうしても今の自分と比べてしまい自己嫌悪に陥りがちです。かつての私がそうでした。


自分の保育が十分ではないと感じ、『同僚の先生たちのようにきちんとやりたい』、『もっと上手に保育がしたい』、『真面目に保育しなきゃ!』と思うのですが、それが上手くできずに空回り。最後には自己嫌悪でマイナス思考になってしまい、保育をしていても楽しくないし、声もあまり出ていませんでした。


そんな時に、主任の先生が私に声をかけてくれました。「ありのままの先生でいいのよ」と。(私の場合、「バカやっててもいいのよ」と受け取りました笑)


私は、その一言があってから、今までずっと感じてきた『〇〇しなきゃいけない!』という気持ちが無くなりました。ありのままの自分が出せるようになった私は、保育の仕事が楽しく、今まで以上に好きになっていきました。


それからというもの、他の先生と比較して自己嫌悪に陥りそうになった時には、『人にはそれぞれ個性がある』『人をうらやむよりも自分の出来ることをしよう』『人と比べても仕方がない』などと、自分に言い聞かせるように心がけています。

大切なのは子どもと一緒に学ぶ気持ち

子どもたちに関しても、今までの『教えなければいけない』という気持ちから、ありのままの自分を受け入れて『子どもたちと一緒に学んでいこう』という気持ちに切り替えることで、気持ちも楽になり、少しずつ自分の保育が出来るようなっていきました。


私自身は、保育の仕事に向き・不向きは関係無いと思っています。それよりも、子どもとしっかり向き合う、一生懸命保育をするということの方が大事だと思っています。


一生懸命頑張って、子どもと真剣に向き合ったり関わることで、子どもにもその気持ちは伝わります。それは私の経験からも断言できます。


一人ひとりの子どもとしっかり向き合うことで、それぞれの子どものことが分かってくる。子ども理解が保育の第一歩です。保育の仕事が向いていないと感じたら、まずは子どもたちと一緒に泣いたり笑ったりして、「今日1日楽しかった」と思えるような保育を心がけていきましょう。


保育の仕事は好きだけど、周りの人間関係がどうしても改善できないという場合には、人間関係で悩みたくない保育士さんのための転職支援サービス【保育エイド】 などを使って環境を変えてみるのも、ひとつの方法だと思います。


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