実際に保育士として現場で働いた時に役立つ技術をご紹介します。

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保育士として働いた時に役立つ技術と作り物

パネルシアターで喜ぶ子どもたち

実際に保育士として働くには、大学や短大・専門学校を卒業するなど養成校を卒業することが主です。その他にも通信学習で資格取得を目指している方もいらっしゃるかと思います。今回は、保育士資格をとって実際に保育士として働く前に、身につけておきたい技術や作っておきたい「小ネタ」を紹介します。

エプロンシアターやパネルシアターなどの小道具を作ってみる!

実際に現場で働くと、保育と保育の活動の間にちょっとした時間ができたりします。通常は絵本を読んだり、手遊びをしてみたりするのですが、なかなか子どもたちの注意を引けない場合があります。そんな時に役立つのが、子どもたちが見て楽しめるエプロンシアターパネルシアター。

音楽付きのパネルシアターなどは、子どもたちの注意が引き付けられ落ち着いて見てくれるので、とても重宝します。しかも、これは入園式や4月・5月など、環境が変わる不安から泣いて登園してくる子どもたちにも、とても役立ちます。

時間がなく、パネルシアターなどを作るのが難しければ、カラー軍手などを使ったてぶくろパペットペープサートなどが、制作時間も少なく、子どもたちも楽しく見ることが出来ます。是非やってみてください。

これらの物は働きだすとなかなか作る時間がとれなくなるので、学生の方などは時間のある時に一つでも多く作っておくことをおすすめします。

知っている手遊びを増やす

遠足に向かうバスの中など、小道具を使えない状況で重宝するのは手遊びです。子どもたちの大好きなキャラクターが出てくるもの、リズムに乗りやすいものなど、たくさん覚えておくといいでしょう。本当にできる限りたくさんです!なぜかというと、子どもたちは同じものを何度か繰り返していると飽きてしまいます。それに季節に応じたものや、行事にちなんだものを用意しておくと、期待感や楽しさでとても喜びます。

私の場合は、クラスに入ってきた実習の先生の手遊びを覚えるようにしていました。実習の先生は私が知っている手遊びのものとは違うバージョンを、学校などで勉強してきます。私が「いつもと違う手遊び」をすると、子どもたちも喜んでやっていました。手遊びもどんどん変化していきます。保育士自身も頭を柔らかくして、常に色々な保育のやり方を考えていきましょう。

ピアノが『少しだけ』でもいいから弾ける

保育士に必要な技術と言えばやはりピアノですね。でも私が言いたいのは、少しだけ』でも弾ける能力があれば大丈夫ということです。もっと言えば右手でメロディが弾けるだけでも充分です。

私の同期でピアノが苦手という子がいました。彼女は、何とか右手でメロディを弾くことはできたので、左手はベタ弾きや少しアレンジして、崩したものを弾いていました。それでも子どもたちは先生に歌を教えてもらい、そのクラスは歌をよく覚え、よく歌うクラスでした。その先生はピアノは苦手だけれど、とくかくたくさんの歌を子どもたちに教えていたのです。

実際に現場で働くと、ピアノが上手か下手という問題よりも、たくさんの曲を弾けるかどうかの方が大事だったりします。客観的に聞いていると、ピアノの上手い下手は気になりますが、それよりも「子どもたちにたくさんの歌を覚えてもらいたい」「歌を通してたくさんの表現力を身につけてほしい」という先生の熱意のほうが、ずっと大切ですね。


以上が、実際に保育士をやっていた私自身が「あれをやっておけばよかった」「こんな時に、これがあると役立つのに」と思った経験から感じたことです。実際に現場に出てしまうと、日々の仕事に追われ思うように時間がとれないので、少しでも時間にゆとりがある間に、たくさんの『引き出し』の準備をしておきましょう。


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